リオ五輪銅メダルの近藤が初戦敗退 涙で「実力だなと思う」柔道体重別選手権

予選2回戦で敗れて肩を落とす近藤亜美=千葉ポートアリーナ(撮影・堀内翔)
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 「柔道・講道館杯全日本体重別選手権」(3日、千葉ポートアリーナ)

 女子48キロ級で、リオデジャネイロ五輪銅メダリストの近藤亜美(24)=三井住友海上=は初戦の2回戦で、稲毛ゆか(アセットホームサービス)に一本負けした。

 主導権を握り、終始攻めながら、4分2秒、横四方固めに屈した。しばらく涙が止まらず、天を仰いだ。「実力だな、と思う。前半よくても、負けたら一緒。ただの初戦負け。現状の自分はこれなので、受け入れないといけない」と、声を絞り出した。

 今年は2月のGSパリで優勝も、その後は4月の全日本選抜体重別選手権、5月のGSバクーと、ともに初戦で敗れた。約半年ぶりの実戦だったが「負ける度に努力したり、変えてみたりするけど、正直よく分からない。どうしていいのかも分からないし、何が正解なのかも分からない」とため息をついた。

 今後については「私だけで決めることでもない。生かせる場があるのかどうか、という話だが、悪くないと言えば悪くない試合。次に向かう心を作らないといけない」と話した。

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