貴景勝に暗雲…左胸痛み再発 基礎運動のみ稽古後は無言 親方「違和感あった」

 「大相撲九州場所」(10日初日、福岡国際センター)

 左大胸筋肉離れの重傷から再起を期す大関貴景勝(23)=千賀ノ浦=が2日、左胸の痛みを再発させた。福岡市東区の佐渡ケ嶽部屋で二所ノ関一門の連合稽古に参加したが、相撲を取る稽古を回避。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は「(この日の)朝起きたら(左胸に)違和感があった。無理させることもない。痛みも少しあるみたいだし」と説明した。

 貴景勝は前日の連合稽古で40日ぶりに関取衆との稽古を再開。幕内の輝(高田川)、阿武咲(阿武松)らを相手に計8勝2敗だった。「左胸に痛みはない」と上々の手応えを口にしていた。

 先場所は12勝を挙げて1場所で大関に返り咲き。2年連続Vを狙い九州場所出場を明言していたが、一転、暗雲が漂ってきた。

 この日は四股、テッポウなど基礎運動でみっちり汗を流した後、無言で車に乗り込んだ。親方は「違和感がなければあす(3日)は稽古をやる」と話したが再断裂の恐れもあり、出場は慎重に判断する必要がある。

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