八村、胸張るダブルダブル 両チーム最多12リバウンド&10得点
「NBAプレシーズンマッチ、ウィザーズ108-115バックス」(13日、ワシントン)
ウィザーズのドラフト1巡目新人、八村塁(21)は本拠地ワシントンでのバックス戦で約27分プレーし10得点、12リバウンドで2部門で記録を2桁に乗せる「ダブルダブル」を初めて達成した。チームは108-115で敗れた。
12リバウンドは両チーム最多。10得点と合わせてダブルダブルを達成した八村は「僕はオフェンスもディフェンスもリバウンドでも、毎試合活躍できると思っている」と胸を張った。
バックスで昨季MVPに輝き、対戦が注目されたG・アデトクンボは体調不良で欠場。八村が「楽しみにしていたけど今後に持ち越された感じ」という一戦で光ったのは高いリバウンド力だ。第3クオーターには3連続でオフェンスリバウンドを取り、攻撃権を渡さなかった。
レギュラーシーズンではゴール下の争いで勝つことが求められるパワーフォワードでの起用が濃厚。期待に応えて積極的に攻め、相手のファウルを誘って8本のフリースローを得たのは収穫だ。成功1本と精度は欠いたが、ブルックス監督は「(マイケル・)ジョーダンにだってキャリアで2試合くらい良くない日はある」と、心配はしていない。
オープン戦は残り1試合。八村は「チームとしてリズムがつかめているというのは、試合をやっていて見えてきている」と手応えを口にした。