バレー日本42年ぶりメダル届かず 王者に大健闘、見えた可能性

 「バレーボール・男子W杯、日本1-3ブラジル」(14日、広島県立総合体育館)

 世界ランキング11位の日本は、同1位でリオデジャネイロ五輪金メダルのブラジルと対戦し、1-3で敗れ、勝ち点20のままで、最終戦を残し4位が確定した。42年ぶりのメダル獲得はならなかった。史上初の5連勝の勢いで王者と激突した日本だったが、12年ぶりにブラジルからセットを奪う健闘を見せたが、最後は地力の違いで振り切られた。ブラジルは10戦全勝で3大会ぶり3度目の優勝。

 メダルには届かなかった。それでも可能性を感じさせた。王者ブラジルを相手に、史上初の5連勝で28年ぶりの4位以上を確定させた勢いをぶつけ、12年ぶりにセットを奪取。最後は競り負けて31連敗となったが、連続ストレート負けは8で止め、中垣内監督は「よくやった。ブラジルに本気を出させて、同等のレベルで戦えていたところもあった。ブラジル相手にブロック6本は記憶にない」と、選手を称賛した。

 計32点を奪った石川、西田のWエースが機能し、課題だったミドルブロッカーも小野寺が頭角を現した。東京五輪で十分に世界と戦える下地は整いつつある。石川は「どんな相手でも自分たちのスキルを出せれば通用する。競る力は見せられた。あとは競り勝つ力を」とうなずき、今後を見据えた。

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