泥沼のテコンドー協会に激震 弁護士の専務理事が電撃辞任「一身上の都合」も…

 強化体制のあり方を巡り選手側と対立している全日本テコンドー協会は9日、安藤尚徳専務理事が理事会が行われた8日付けで辞任したことを発表した。理事会直後に辞任したという。理由は「一身上の都合によるもの」とされた。

 8日の理事会では副会長の岡本依子理事と、アスリート委員長を務める高橋美穂理事から金原昇会長を含めた理事16人全員の総辞職を提案され、紛糾。理事会は6時間を超え、体調不良で退出した高橋理事は廊下で過呼吸を起こして倒れ、救急搬送されるなど混迷を極めた。その後、会見した金原会長は総辞職について「この問題自体が審議事項に当たらない」と議決を取るには至らなかったと説明した。

 安藤専務理事はスポーツなどの問題について扱ってきた弁護士でもあった。選手側との話し合いをもった1日の協議会後には、批判が集中している金原会長について「(会長は)論理立てて話せば耳を傾けてくださる」と、話していた。

 理事会内で辞意を表明していた岡本副会長と高橋理事については、現段階では処遇は触れられていない。

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