馬場雄大「思い切ってできた」 約17分の初出場で手応え7得点

 「NBA・オープン戦、サンダー119-104マーベリックス」(8日、オクラホマ)

 NBAマーベリックスとエキシビット10契約を結ぶ馬場雄大(23)が8日、敵地オクラホマ州タルサで行われたサンダーとのオープン戦初戦に途中出場して実戦デビューし、約17分のプレーで7得点、2スチール、1リバウンドだった。試合は104-119で敗れた。グリズリーズとツーウエー契約を結ぶ渡辺雄太(24)は、108-94で勝った本拠地でのブレーカーズ(ニュージーランド)戦で出場機会がなかった。

 オープン戦とはいえ初実戦となれば、緊張する方が自然だろう。それが馬場は「思い切ってできた」というから驚きだ。「最初にしては良かった」と自己採点も上々だった。

 出番は第3クオーター途中に訪れた。「ディフェンスを頑張らないとオフェンスはない」と自らに言い聞かせ、コートを駆け回った。攻撃でも果敢に切り込むなど7得点。得意とするスチールから独走してのダンクや、3点シュートも試みた。「普段アルバルク(A東京)でもやっていたことができた」と、Bリーグで磨いた力を存分に発揮した。

 ベンチに控えている時間も無駄にしなかった。タイムアウトでは「常に一番前に行って、監督が何を言っているのかを聞くようにした」と心がけた。英語を完璧に理解できなくても、プレーするイメージを膨らませた。

 約17分の出場時間が今後も与えられる保証はない。それでも「出た時にやってくれるという信頼があれば、またプレータイムをもらえる」と手応えは得た。念願の舞台に立った実感は「ないですね。普段と同じ感じ」とさばさば。感慨はいつかシーズン中にプレーするときまで取っておく。

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