リレー侍「銅」で東京五輪「金への道が現実味」 桐生「個人で走力上げ勝負」
陸上の世界選手権で2大会連続の銅メダルを獲得した男子400メートルリレーの桐生祥秀(23)=日本生命=は8日、帰国会見で「今回の銅で逆に(東京五輪での)金メダルへの道が現実味を帯びた」と目を輝かせた。
決勝では37秒43のアジア新記録を樹立して表彰台につなげたリレー侍。だが満足はしていない。白石黄良々(23)=セレスポ=は「(37秒10で1位の)アメリカはバトンがうまくないけど、渡ったら速いことを想定しないといけない」とライバル国を分析。一方で多田修平(23)=住友電工=も「世界のバトンがうまくなっている」と危機感を語った。
五輪金メダルへの鍵は個々の走力にある。桐生は「バトンは完成形だと思うので、個人で走力を上げて勝負したい」と1年後の大舞台を見据えた。