輝 夢は変わらず「横綱」 故郷・石川で輪島さんへの恩返し誓った

 「大相撲秋巡業」(5日、七尾総合市民体育館)

 大相撲秋巡業が5日、石川県七尾市で始まり、同市出身の幕内輝(25)=高田川=が同郷の偉大な元横綱、故輪島大士氏に飛躍を誓った。昨年10月8日に七尾の大スターが死去。「いつも『頑張れ、頑張れ』って言って下さった」と出世こそ天国の先輩へ恩返しになる。

 遠戚にもあたり、輝の名前の大士(たいし)は輪島大士氏(読みはひろし)から頂いた。“黄金の左”の名に恥じぬ活躍は責務だ。命日を3日後に控え、故郷での巡業開始も縁。「早く番付を戻して横綱、大関を倒したい」と闘志があふれた。

 幕内申し合いでは大拍手の中、7勝4敗と上々。「予想以上に声援が大きくてうれしい」と何よりの力だ。

 中学卒業後、角界入りの際、「横綱になる」と夢を掲げた。「もちろんその夢はそのまま。足踏みしているけど地力を付けて上がりたい」。輪島氏と同じ角界の頂点を目指し、まだまだ輝きは増す。

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