大坂が大阪で完全復活へ 2年連続3度目決勝 全豪以来のVへ王手「3度目の正直を」

E・メルテンスを破り決勝進出を決めた大坂なおみ(撮影・佐藤厚)
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 「女子テニス・東レパンパシフィックオープン」(21日、ITC靱TC)

 シングルス準決勝までが行われ、大会初優勝を狙う世界ランク4位の大坂なおみ(21)=日清食品=は前日の雨天順延の影響で5月イタリア国際以来、自身2度目の“ダブルヘッダー”に臨み、準々決勝では過去3戦全敗のユリア・プティンツェワ(カザフスタン)、準決勝は過去0勝1敗のエリーゼ・メルテンス(ベルギー)にストレート勝ちし、2年連続の決勝進出を決めた。22日の決勝では1月全豪オープン以来となるツアー4勝目を懸けて、世界ランク41位のアナスタシア・パブリチェンコワ(ロシア)と対戦する。優勝すれば、日本勢では95年の伊達公子以来24年ぶりの制覇となる。

 夢の“オオサカV”へ、王手を懸けた。大坂は自身2度目の“ダブルヘッダー”もなんのその。過去未勝利のプティンツェワ、メルテンスをストレートで料理し、1月全豪オープン以来となる優勝に王手を懸けた。

 「3度目の正直になればいいなと思う。ただ、今はそんなに深くは考えてなくて、自分がすべきことに集中できている。そんなに疲れている感じもない」。

 東レでは16、18年で決勝進出も、まだ優勝はない。ただ、勝負所でさく裂する最速195キロのサーブに、流れを相手に引き渡さない粘り強さは、不振脱却を感じさせる。

 大会直前にジェンキンスコーチを解任。今大会は父フランソワさんが代理コーチを務め、この日は初めてオンコートコーチングを受けた。「“落ち着いて”って言うだけなんだけど」と、笑った大坂。“親子鷹”体制で、3歳まで過ごした故郷・大阪に、記念すべきVを刻む。

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