サーフィン日本、団体リレーで4位に終わる 五十嵐カノア「面白かった」
「サーフィン・ワールドゲームズ」(11日、木崎浜海岸)
団体リレーを国別で行うアロハカップが開催され、日本は準決勝1組で2位となり決勝に進出したが、28・10点で4位となった。
日本人で唯一、プロ最高峰チャンピオンシップ・ツアー(CT)選手の五十嵐カノア(21)=木下グループ=は「面白かった」と白熱した試合を振り返った。
日本からは松田詩野(17)、大原洋人(22)、脇田紗良(16)、五十嵐が出場。45分以内にそれぞれ2本の波に乗り、合計点数で競い合った。米国などの強豪国相手に奮闘するも、低い波に苦戦。アンカーの五十嵐も残り1分を切るまで波選びを粘ったが、時間内にゴールにたどり着けず、合計得点から5点を引かれて試合を終えた。
五十嵐は試合を終えてもしばらくは海から戻らなかった。観客が帰還を見守る中、日本が誇るサーファーは「金メダルが取れなかったから、そのまま海に入っていよう」と考えていたという。
アロハカップの結果は日本が昨年金メダルを獲得した団体戦には反映されない。だが走者を交代するために、海から引き揚げたサーファーたちが砂浜を爆走する姿は見応えがあり、観客は大盛り上がりだった。