柔道団体V3狙う日本、韓国に完勝で4強 影浦が銅メダリスト投げて一本勝ち

 男女混合団体戦2回戦で影浦心(上)が寝技をかける=日本武道館(撮影・堀内翔)
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 「柔道・世界選手権」(1日、日本武道館)

 東京五輪新種目の男女各3人でチームを組んで争う混合団体で、2連覇中の日本は初戦となる準々決勝で韓国を4勝0敗で下し、4強入りを決めた。

 日本は難敵に完勝し、3連覇に向けて好発進した。1番手の男子90キロ以下は団体代表の村尾三四郎(19)=東海大=が登場。試合時間終了間際に返し技で技ありを奪うと、続けざまに得意の大外刈りで投げ切って一本を奪った。

 続く2番手の女子70キロ超は、78キロ級で個人戦銀メダルの浜田尚里(28)=自衛隊=を抜てき。最強寝技師は投げ技を耐えるとすかさず“寝技地獄”に持ち込み、縦四方固めでガッチリ押さえ込んで一本勝ちした。

 3番手は男子90キロ超。団体戦代表の影浦心(23)=日本中央競馬会=は、100キロ超級個人戦で銅メダルを獲得した新鋭の金ミンジョン(19)と熱戦を繰り広げたが、巧みな組み手から得意の背負い投げを完璧に決めて一本勝ちし、勝負の大勢を決めた。

 続く4番手の女子57キロ以下の玉置桃(24)=三井住友海上=も泥臭く反則勝ちし、日本がオール一本(反則含む)で宿敵を下した。準決勝では17年大会2位の強豪ブラジルと対戦する。

 ◆柔道の混合団体

 男子は73キロ以下、90キロ以下、90キロ超、女子は57キロ以下、70キロ以下、70キロ超の計6選手で構成。4分間で決着がつかない場合はゴールデンスコア(GS)方式の延長戦を行い、引き分けはない。勝利数が並んだ場合、一本勝ち、不戦勝、相手の棄権による勝利は10点、優勢勝ちは1点とポイント化して比較。それでも勝者が決まらない場合は、無作為に選ばれた階級区分の選手によるGS方式の代表戦を行う。東京五輪で新種目として採用。世界選手権では17年から実施され、日本が2連覇している。

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