右膝を再手術し長期離脱している大相撲の元幕内、西三段目７６枚目の宇良（２７）＝木瀬＝が２１日、東京・両国国技館で定期健康診断を受けた。久々に見せた姿は日に焼け、体は以前より締まっており体重１３５キロを計測。患部の回復に関し「やれることをやっていくだけ。いろいろ考えてやっている」と復帰へ意欲をみなぎらせた。

　現在はリハビリ、基礎運動に専念。秋場所（９月８日初日、両国国技館）の出場は師匠の木瀬親方（元幕内肥後ノ海）と慎重に判断する。師匠は復帰は早くても１１月の九州場所とする意向を示している。

　人気業師の宇良は１７年秋場所、右膝前十字靱帯（じんたい）を断裂。昨年秋場所に復帰したが今年初場所、古傷を再び断裂した。２月下旬に前回同様、腱の再建手術を行い、春場所から３場所連続で全休している。