野口2位で決勝へ「楽しんで全部出し切る」
「スポーツクライミング・世界選手権」(18日、エスフォルタアリーナ八王子)
東京五輪と同形式の3種目による複合の女子予選が行われた。今大会のボルダリング銀メダリストの野口啓代(30)=TEAM au=が2位で通過。決勝で7位以内の日本人最上位が東京五輪代表に内定する。
今大会好調の野口はスピードで10位、ボルダリングで4位、リードで2位と総合力での強さを見せつけ、日本人最上位2位で決勝に進んだ。予選の成績は持ち越さないが、現状では五輪切符に一番近い存在。来年の東京五輪での現役引退を表明しており、これが最後の世界選手権。「今はまだ決勝のことは考えられないけど、1日休んで、楽しんで全部出し切ることだけを考えたい」と、見据えた。