西岡良仁、格上倒し8強入り!錦織を倒した勢い本物だ 世界38位をストレー倒

 「テニス・ウエスタン・アンド・サザン・オープン」(15日、シンシナティ)

 男子シングルスの西岡良仁(23)=ミキハウス=が3回戦でアレックス・デミノー(オーストラリア)を7-5、6-4で破り、四大大会に次ぐ格付けのマスターズで初めて8強入りした。

 世界ランキング77位の西岡が38位のデミノーを手玉に取った。狙い通りのストレート勝ち。強豪ぞろいのマスターズ大会で初めて8強入りし「前回対戦した感じで、相性はいいかなと思っていた。どうやったら自分のプレーができるか把握できていた」とさらりと言ってのけた。

 球の勢いを利用して切り返すカウンターが得意な相手。サウスポーの西岡は状況に応じて第1サーブに時速30キロほどの緩急をつけ、回転量やコースも変えることで好リターンを封じ込んだ。戦略は的中し、一度もブレークを許さなかった。

 2017年に左膝を手術。ランキングが380位まで落ちたが、昨年9月にはツアー大会初優勝を果たし、徐々に順位を上げてきた。自己最高58位に近づいたが「今年の目標は世界40位以内に入ること」と頼もしい。

 予選を勝ち上がって2回戦で先輩の錦織(日清食品)も破り、準々決勝が6試合目。「確かに厳しいけど、体は問題ない。よく寝て、よく食べる。毎日、夜は日本食を食べている」と話す顔に気負いは感じられない。

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