バスケ日本代表、初のビッグ3“不発”も発展途上…渡辺「3人が長所生かせたら強い」

 日本-ニュージーランド 第2クオーター、攻め込む渡辺雄=川崎
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 「バスケットボール男子・強化試合、日本87-104ニュージーランド」(14日、カルッツかわさき)

 31日に開幕するW杯(中国)へ向けた強化試合として行われ、世界ランク48位の日本代表は同38位のニュージーランドに87-104で敗れた。

 日本は、2日に右足首を捻挫した渡辺雄太(24)=グリズリーズ=が復帰し、NBAドラフト会議で1巡目指名された八村塁(ウィザーズ)、ファジーカス・ニック(川崎)とともにスタメン出場。期待の“ビッグ3”が初めてそろい踏みしたものの、この日はやや不発に終わった。

 八村がチーム最多の19得点、ファジーカスが17得点を決めたが、ほとんどチーム練習に参加できていない渡辺は10分限定でのプレーで、連携不足を見せる場面もあった。

 ビッグ3への期待は大きいが、まだまだ発展途上。渡辺は「僕たち3人がうまくコート内でお互いの長所を生かせたら強い」と受け止めつつ、「今日は出せなかった。今後いかに練習からやれるかが大事」と先を見据えた。

 八村は「3人デカい選手が一緒に出ることでディフェンスでもっと影響を与えられると思うけど、今日はできなかったので、どうチームを影響を与えられるか考えていけたらいい」と、今後の攻撃面以外での相乗効果も予告。ファジーカスは「雄太がもっと長い時間プレーできたらよかったが、今後このラインナップで長い時間できることが楽しみ」と話した。

 今後は五輪プレ大会として22日にアルゼンチン戦、24日にドイツ戦、25日にチュニジア戦(すべてさいたまスーパーアリーナ)を行う。W杯の1次リーグは9月1日にトルコ、同3日にチェコ、同5日に米国と対戦する。

 当初はアルゼンチン戦で復帰する見込みだった渡辺が前倒しで戻ってきたため、W杯に向けて見通しが明るくなってきた。日本代表のラマス・ヘッドコーチは「(22日の)アルゼンチン戦までにチームにうまくフィットするようにやっていきたい。我々の力を測るにはいい相手」と話した。

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