琴奨菊 先代師匠の十三回忌に黙とう 師の教え「地位も名誉も土俵に埋まっている」

 大相撲夏巡業が14日、青森・板柳町で行われ、佐渡ケ嶽部屋の力士が先代佐渡ケ嶽親方で元横綱琴桜の十三回忌をしのんだ。幕内琴奨菊、琴恵光、琴勇輝らが1分間の黙とうを捧げた。

 琴奨菊は「節目と思う。色んなタイミングで師匠を思い出しながらやっていく」としみじみ。先場所、先代師匠の孫の2代目琴ノ若が新十両に昇進。「それもタイミング」と部屋にとっても大いに節目となった。

 「先代からは入門した時に『地位も名誉もすべて土俵に埋まっている』と言われた。気持ちが大事」。天国の師の教えを胸に、もうひと花もふた花も咲かせる。

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