高校駅伝、全選手に血液検査課す 陸連が鉄剤注射対策

 日本陸連は19日、今年の全国高校駅伝の全出場選手に対して血液検査を実施するなど、貧血治療用の鉄剤注射が競技力向上のために用いられている問題への具体的な対策を発表した。

 出場選手は12月の大会終了後5日以内に医療機関を受診し、赤血球数やヘモグロビン濃度などの血液検査結果を日本陸連に提出する。大会前にはエントリー選手の鉄剤注射に関する申告書、血液検査や身体計測への同意書の提出が義務づけられる。

 日本陸連は5月に新たなガイドラインを公表し、不適切な鉄剤注射が健康に与える害について改めて強調した。

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