「大相撲名古屋場所・10日目」(16日、ドルフィンズアリーナ)
西前頭16枚目の照強(24)=伊勢ケ浜=が入幕3場所目で初の勝ち越しを決めた。
千代丸(九重)を押し出して8勝2敗。日本相撲協会の公式ウェブサイトによると、身長169センチ、体重116キロと小柄ながら、闘志あふれる相撲で観衆をわかせている。
今年春場所で新入幕を果たしたが、2場所続けて6勝9敗。番付編成の関係で十両への降格は免れていたものの、今場所は番付上でも完全に後がない状態だった。
この日は、同部屋の兄弟子である安美錦が現役引退を表明した。伊勢ケ浜部屋の今後を担っていく役割も、さらに増していく。