安美錦が引退 初土俵から23年目、満身創痍も限界…

 「大相撲名古屋場所10日目」(16日、ドルフィンズアリーナ)

 人気ベテラン業師、元関脇で西十両11枚目の安美錦(40)=伊勢ケ浜=が16日、現役引退を表明した。15日までに師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)に引退を申し入れ、了承された。この日、日本相撲協会に引退届けを提出する予定。

 今場所2日目、竜虎戦(尾上)で古傷の右膝を負傷し休場。再出場は厳しく来場所、幕下陥落が確実となり精根は燃え尽きた。初土俵から23年目、右膝は靱帯、半月板と何度も重傷を繰り返し、左アキレス腱も断裂した。ボロボロの下半身ではい上がり戦う姿はファンの胸を打ったが、限界だった。関取在位117場所は魁皇と並びトップタイ。40歳7カ月の年長関取は旭天鵬に次ぎ歴代2位。年寄・安治川の名跡を取得しており今後は親方として後進の指導に当たる。

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