ウィザーズ八村「僕の強みを見せたかった」スピードと技で両軍最多25得点

 「NBAサマーリーグ、ウィザーズ76-71ホークス」(11日、ラスベガス)

 ウィザーズの八村塁は2試合ぶりに出場し、チーム最長の31分50秒プレーして両軍最多の25得点、同最多タイの9リバウンド、2ブロック、1アシストを記録した。NBA実戦初の3点シュートを2本沈めるなど、自己ベストを更新。ディフェンスでも2つのブロックショットで会場を沸かせ、チームの勝利に貢献した。

 前半こそチーム全体のボールの動きが悪く、シュート機会はわずか3回。6得点で試合を押し返した八村だったが、第3クォーター(Q)で本領発揮し、8分16秒のプレーで10ポイントを稼いだ。

 「僕の特長というか、強みである、体が大きいですけど、俊敏に動けるところを生かす、デェフェンスでもオフェンスでもそういうところを今日は見せたかったのでよかった」

 その言葉どおり、203センチの八村より大きい208センチのフェルナンデスや206センチのウォードらをスピードと技で圧倒した。

 日本人初となるドラフト1巡目指名。全体9位の高評価の一方でディフェンスと3点シュートが弱いとの声もある。しかし、この日も激しい防御で相手のシュートをミスと誘い、6日のペリカンズ戦に続いて2つのブロックショットを記録。第3QにはNBA実戦初となるスリーポイントを2本沈め、「なんだかんだ言われてますけど、ずっと練習してきてますし、(今日の)試合の中で見せれたのは大きいんじゃないかなと思います」と胸を張った。

 過去2試合のFG成功率は1戦目37・5%(16-6)、2戦目42・9%(16-4)だったのが、この日は12本のうち9本を成功させて75%までアップ。八村は「ゲームの感覚にも慣れてきて、僕の今までやってきたようなシュートのリズムで試合に合わせることができるようになってきてると思う」と自己分析しながら「まだまだ学ぶことはいっぱいあるので、ゲームとか練習でしっかりやっていきたいなと思います」とさらになる成長を誓った。

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