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白鵬「邪魔してやりました」 横綱相撲で25歳ホープ朝乃山投げ捨てた

 朝乃山(左)を上手投げで下した白鵬
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 「大相撲名古屋場所・2日目」(8日、ドルフィンズアリーナ)

 右上腕部負傷で先場所を全休し復活を期す横綱白鵬は先場所優勝の幕内朝乃山を上手投げで下し、初日から2連勝とした。相手得意の上手を封じ、右四つに組んでじっくり料理。25歳ホープにまだまだ高い壁となった。横綱鶴竜も北勝富士を土俵際ではたき込んで2連勝。大関陣は高安が竜電に取り直しの末、敗れて早くも全勝が不在。栃ノ心は正代に敗れ、初日から2連敗を喫した。

 技術と経験、すべてで白鵬は格が違った。立ち合いの踏み込みで左前ミツを取るのが速い。押し込まれたが楽々と残した。下手を取って右四つに組み、急がずじっっくり攻めた。

 朝乃山の最大の武器、左上手に手を届かせない絶妙な距離感を保つ。足を飛ばし、相手を崩す多彩な引き出し。最後は勝負をかけて出た相手を豪快に上手投げでたたきつけて馬乗りになった。

 先場所初優勝し初日も豪栄道を破った25歳が初の横綱挑戦。最強王者は「邪魔してやりました」と笑った。上手を引かせず相手を追い詰め45秒0の横綱相撲。「今思えば(上手を)取らせても良かったけど勝負だから。勝たないと意味がない」と、これぞ希代の勝負師の厳しさだ。

 同じ右四つを型にし、自身が休場した先場所、ブレーク。「四つを代表する力士になった。似ているところもある」とスケール感を高評価し、自身の後継者として“指名”した。

 5年以上、自身の下に出稽古に来る若手はいなかったが、場所前に朝乃山が乗り込んで来た。意気に感じ全力で稽古をつけた。最後は右張り手で脳しんとうを起こさせ“KO”。頂点に君臨し続ける者が高い壁になることが未来の相撲界のため。稽古でこの日の一番で身を持って教えた。

 07年名古屋場所で横綱に昇進し、今場所で丸12年になる。「どんどん若手に来て欲しい。(朝乃山の)壁になったかな。これで成長するでしょう」と世代交代などまだまだ先。復活のV43へ勢いは増すばかりだ。

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