新小結の阿炎に黄色い歓声「人気力士トークショー」愛称は“四股王子”

 「大相撲名古屋場所」(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)

 新小結の阿炎(25)=錣山、幕内炎鵬(24)=宮城野=が27日、KITTE名古屋で「人気力士トークショー」を行い、女性ファンから黄色い歓声を浴びた。先着40人、その後の握手会と、ファンの9割以上が女性という人気ぶり。手を振るたびに「キャー」という声が上がった。

 阿炎は“四股王子”の愛称で美しい四股が持ち味。「最初はおこづかい欲しさ。自分の小、中学校の先生の知り合いがきれいな四股を踏んで勝ったらおこづかいをくれるというので。そこからはきれいな四股じゃないと気持ちが高まらなくなった」と、きっかけを明かした。

 しこ名の由来は師匠の錣山親方(元関脇寺尾)の幼少期のニックネームが「あび」だったから。「師匠があびと呼ばれていた。漢字は師匠が調べて『阿修羅(あしゅら)のごとく燃えて戦え』と」と語った。

 身長168センチ、体重99キロで関取最小兵の炎鵬は金沢学院大4年時、兄弟子の横綱白鵬(34)=宮城野=にスカウトされたことで角界入り。「目の前で見た時にものすごくでかくて自分がちっぽけだなと思った。大きな人になりたい、付いて行こうと思って決めた」と、明かした。

 中学時代から阿炎の存在は知っておりプロ入り後も公私で親交がある。「身近な人が三役になったのは励み。早く追い付きたい」と力を込めた。

 昨年も名古屋で同イベントがあり、関脇御嶽海(出羽海)、幕内朝乃山(高砂)が参加。くしくも2人はその後、優勝を果たすなど、吉兆の予感。阿炎は「(昨年の)名古屋は御嶽海が優勝。僕も優勝を目指す」とV宣言。炎鵬は「阿炎関と対戦できるように勝ち星を積み重ねて倒したい」と、意気込んだ。

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