貴景勝 出場見通し立たず…稽古再開も基礎運動のみ「根性と無謀を間違えないように」

 「大相撲名古屋場所」(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)

 右膝負傷で夏場所を途中休場した大関貴景勝(22)=千賀ノ浦=が25日、名古屋市の宿舎で稽古を再開させた。基礎運動のみで最後のすり足も腰を下ろさず負荷を軽減。調整遅れは否めず、初日まで2週間を切り、出場への見通しは立たない。

 四股、スクワットで汗をかき、膝の動きを前後左右に確認。「(患部の状態は)日によって違う。痛さはもうあんまりない。安定感、緩さの問題。その辺をどうやっていくか」と不安は消えない。

 かど番となる場所。「出る方向で一生懸命やる」と意欲はある。一方で「また右(膝)を切ったら終わり。根性と無謀を間違えないようにしたい」と熟慮する。

 27日から3日行う二所ノ関一門の連合稽古も「実戦的な稽古は微妙」と不参加が濃厚。初日から1週間前に相撲を取れるかをメドにしたが、現段階では厳しい。「基礎をしっかりやって体をパワーアップさせていく」。ぶっつけ出場の可能性はあるが、引くのも勇気。判断一つに力士人生が懸かる。

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