準優勝の張本&早田ペア、ハイタッチ空振りで爆笑「体引き気味に…」相性には手応え

 混合ダブルス準決勝で中国ペアを下したが、ハイタッチを空振りする早田ひな(左)と張本智和
2枚

 「卓球・荻村杯ジャパン・オープン」(15日、北海きたえーる)

 混合ダブルス決勝が行われ、張本智和(15)=木下グループ=、早田ひな(18)=日本生命=組は、中国トップ選手同士の許シン、朱雨玲ペアに0-3で完敗し、準優勝となった。

 初陣だった前週の香港オープンから結成2大会目でのツアー制覇はならなかったが、大きな可能性を提示した。準決勝では男子シングルス世界ランク1位の樊振東、女子シングルスでリオデジャネイロ五輪金メダルの丁寧という大物ペアに3-1で殊勲の1勝を挙げた。

 男子の張本が決めるだけでなく、早田が後陣から強打で得点するパターンも見せるなど、着実なコンビネーションの深化を披露。早田は「この2週間でお互いのいいところを生かして試合することできた。中国選手に勝てたのはすごく自信になった」と胸を張り、張本は「(2人の)役割がハッキリしてきたのが決勝まで来られた要因かなと思う」とうなずいた。

 ただ、歓喜の儀式では“呼吸”が合わなかった。準決勝で中国ペアに勝てたことがよほどうれしかったのか、張本は男子ダブルスの盟友・木造勇人とよくやるように反射的に両手でハグしようとしかけたが、「いつもの感覚でいったけど(相手が)女子選手なのでダメだ」と慌てて軌道修正。片手でのハイタッチに切り替えたものの、タイミングが合わず空振りとなってしまい、早田は思わず爆笑した。

 もう一度やり直してようやく勝利の喜びを分かち合ったが、早田は「勝った衝動からか(張本が)両手でやってきたので、体が引き気味になっちゃって空振りになった」と笑いながら振り返り、「まだ慣れてないので、これからですね」とニヤリ。プレー以外でも練度を上げていくことを誓った。

 東京五輪で新種目となる混合ダブルスの代表選考は、男女各3人(シングルス2人、団体戦1人)の日本代表が決まった後、その中からペアリングの相性を考慮して強化本部が選出する。

 早田は「今回びっくりするくらい動けるなと思った。結構のってきたら止められない部分もあるし、すごく相性はいいのかなと思った」と張本とのペアに手応えを明かしつつも、五輪で組むにはまず個人として代表権を得ることが前提となるだけに、「シングルスでも勝てる力はついていると思うので、もっと自信を持って戦いたい」と力を込めた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス