栃ノ心が大関返り咲き 前日物議呼ぶ判定で黒星も…横綱破って決めた

 鶴竜(左)をはたき込みで破った栃ノ心(撮影・開出牧)
2枚

 「大相撲夏場所・14日目」(25日、両国国技館)

 関脇栃ノ心(春日野)が結びの一番で横綱鶴竜(井筒)をはたき込みで破り、10勝目に到達。陥落直後の場所で10勝以上を挙げたことにより、大関復帰が決定した。立ち合いで左に変わり、横綱に土を付けた。鶴竜は4敗目となり、2敗を守った前頭八枚目朝乃山(高砂)の初優勝が決まった。

 10勝目に王手をかけながら、平幕相手に3連敗と足踏みが続いていた栃ノ心。13日目の前頭八枚目朝乃山(高砂)との一番では、下手投げが決まったとして一度は栃ノ心に軍配が上がったが、物言いの結果、行司差し違えにより押し出しで敗れた。直後から日本相撲協会に抗議の電話が殺到するなど物議をかもす審議で“逆転負け”で10勝目はお預けとなっていた。

 栃ノ心はかど番だった先場所で7勝8敗と負け越して、在位5場所で大関から陥落。陥落直後の場所で10勝を挙げれば復帰できる現行制度では三重ノ海、貴ノ浪、武双山、栃東(2回)に続き5人目の返り咲きとなった。31歳での返り咲きは史上最年長。

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