平幕朝乃山が1敗で単独トップ 上位陣総崩れ…栃ノ心も2敗目【夏場所11日目】
「大相撲夏場所・11日目」(22日、両国国技館)
上位陣が総崩れし、ただ1人1敗を守った前頭八枚目の朝乃山(高砂)が優勝争いのトップに立った。朝乃山は、佐田の海(境川)を寄り切った。
横綱、大関陣が全滅した。横綱鶴竜(井筒)は引き癖が出て、前頭五枚目の妙義龍(境川)に押し出されて2敗目。大関復帰の10勝に王手をかけていた関脇栃ノ心(春日野)も阿炎(錣山)にはたき込みで敗れ、2敗目を喫した。栃ノ心の大関復帰は12日目以降に持ち越しとなった。
1敗の朝乃山が単独トップ。これを鶴竜、栃ノ心が2敗で追う。前頭十五枚目琴恵光(佐渡ケ嶽)が3敗となっている。
高安(田子ノ浦)と豪栄道(境川)の2大関はともに敗れてそろって4敗目。優勝争いからは脱落した。