照ノ富士、盤石相撲で5勝目 あと1勝で来場所幕下の可能性も
「大相撲夏場所・11日目」(22日、両国国技館)
元大関で東三段目49枚目の照ノ富士(27)=伊勢ケ浜=が朝大門(高砂)を押し出し、連勝で5勝目(1敗)を挙げた。立ち合い、右を差し、速攻で仕留めた。
四番相撲の大翔成(追手風)戦で相手の足が出たと自身で判断。土俵際、力を抜いたところを回り込まれて逆転負けしただけに、最後も腰を下ろして、盤石な勝ち方。「前の相撲のことがあるから」と、力の違う相手でも油断しないよう教訓にした。
大関を14場所務め、優勝も経験しながら両膝負傷に加え、糖尿病なども重なり、序二段まで降下。先場所、5場所ぶりに土俵に戻り、7戦全勝。復帰2場所目で相撲の動きも取り戻してきた。「動きはちょっとずつ良くなってきた」。残り一番勝てば、来場所、幕下に上がる可能性もある。