再出場の貴景勝、碧山の叩き込みに敗れる「ついていかないと」 右膝にはテーピング

碧山にはたき込みで敗れた貴景勝(右)=両国国技館(撮影・出月俊成)
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 「大相撲夏場所・8日目」(19日、両国国技館)

 右膝の負傷による休場から再出場した新大関貴景勝(千賀ノ浦)は小結碧山(春日野)に、叩き込みで敗れた。貴景勝は3勝3敗2休となった。

 過去3戦全勝している193キロ巨漢の変化についていけず、一瞬で前のめりでばったりと倒れた。負傷した右膝をテーピングでグルグル巻きにするなど、痛々しい姿で土俵に上がったが、取り組み後は右足を引きずるように支度部屋へと引き揚げた。右膝の状態については「大丈夫」とした貴景勝は「あそこでついてかないと」と、取り組みを振り返っていた。

 貴景勝は4日目の小結御嶽海戦で右膝を負傷。「右膝内側側副靱帯(じんたい)の損傷で加療3週間」の診断を受け、5日目から休場していた。しかし17日夜に、本人が出場を直訴、右膝の回復を確認し、親方も認めていた。

 この日は午後2時50分、関係者が運転する車で両国国技館入り。地下駐車場に到着すると、車から自分の足でしっかりと降り、足を引きずることなく東の支度部屋に入った。

 貴景勝は9日目で、7勝1敗の関脇栃ノ心(春日野)と対戦する。

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