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貴景勝、大関初黒星も前向く「落ち込んだりとかは全然ない」

 「大相撲夏場所・3日目」(14日、両国国技館)

 新大関貴景勝は前頭筆頭の北勝富士に押し出され、連勝が2で止まった。

 仕留めきれなかった。貴景勝が押し込みながら、北勝富士の右のおっつけで勢いをそがれ、左の喉輪で上体が浮く。体を寄せられると反撃できず、一気に押し出された。土俵下まで吹っ飛ばされ、あおむけになってかみしめた大関初黒星。だが、常日ごろから勝ち負けに一喜一憂しないからこそ、決して下を向くことはなかった。

 髪を洗って切り替え、報道陣に囲まれると「いつも通りいったと思います。押しの角度や体の預け方とか、ちょっとしたことなんですけど…。相手がいいところではまった感じ。相撲って難しい」。連勝中よりもむしろはっきりした口調で振り返った。

 切り替えの早さも新大関の武器だ。取材の合間、至近距離のカメラに「フラッシュって必要?」と目を細めた。一瞬、緊張が走ったが「全然いいよ、ばしばし撮って。仕事なんだから」とニヤリ。帰り際に車に乗り込むと、報道陣に向かって手を振って「お疲れさ~ん」。穏やかそのものだった。「精神的に落ち込んだりとかは、全然ない」。慌てず騒がず立て直していく。

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