元貴ノ岩のおいが新弟子検査受検 叔父からは「人の何倍も努力しなさい」
「大相撲夏場所」(12日初日、両国国技館)
夏場所の新弟子検査が7日、東京・両国国技館で行われ、13人が受検し、全員が体格基準をパスした。合格者は内臓検査の結果を受け初日に発表される。
元幕内で弟弟子を暴行し引退した貴ノ岩のおい、ガルダン・スフバト(20)=モンゴル・ウランバートル市出身、尾上部屋=は身長178センチ、体重126キロの引き締まった体。背筋210キロ、握力は右80、左86キロと叔父をほうふつとさせるパワーを記録した。
叔父からは電話があり「人の何倍も努力しなさい」とハッパをかけられた。「大関になりたい。三役は負け越したら落ちる。大関になれば横綱を目指せる。まずは大関になる」と高い目標を掲げた。
あこがれは元大関の北天佑。06年に45歳で亡くなった名力士の映像を高校時代から繰り返し見てきた。「あの人の相撲が好き。出足がものすごく強い」と、興奮気味に話した。