錦織圭、3年ぶり決勝進出逃す…メドベージェフとの激闘も力尽きる
「男子テニス、バルセロナ・オープン」(27日、バルセロナ)
シングルス準決勝で2度優勝を誇る第4シードの錦織圭(29)=日清食品=は第7シードのダニル・メドベージェフ(ロシア)に4-6、6-3、5-7で敗れ、準優勝した16年大会以来3年ぶりの決勝進出はならなかった。世界ランキング7位の錦織は対戦成績で2勝1敗とリードしていたが、最終セットの第1ゲームで相手のサービスゲームを破った勢いで押し切れず、第12ゲームでブレークを許して力尽きた。
過去2度優勝の相性のいいクレーコートの舞台。錦織は今季好調のメドベージェフ相手に第2セットを奪い返す意地を見せたが、最後は激しい打ち合いで屈し、3年ぶりの決勝の舞台には届かなかった。
第1セットは厳しい展開。2-2で迎えたサービスゲームで「しぶとい選手。リーチも長い」と警戒した相手の強打に押された。198センチの長身を生かして打ち込んでくるフォア、バックのショットに苦しみ、先にブレークを許して落とした。
「ブレークがそんなにできない(相手)。自分のサービスゲームなどをしっかりやっていきたい」という狙い通りに運ばず、力尽きた。