小出氏支えたコーチの深山氏「選手と一緒に遺志を引き継ぎたい」

 女子マラソンの有森裕子さん、高橋尚子さんらを育てた小出義雄さんが24日、死去した。80歳だった。小出氏の教え子でユニバーサルエンターテインメントのヘッドコーチを務める深山文夫氏(54)が同日、千葉県佐倉市にある佐倉アスリート倶楽部で取材に応じ思い出を語った。

 小雨が降る午後5時過ぎ、深山氏は沈痛な面持ちで「ついこの間(一週間前)にみんなで記念写真を撮って、頑張ってリハビリしましょうねって話してたんですが…」と、小出氏の病状が急変したことを明かした。

 深山氏は、小出氏が佐倉高校で指導していた当時の教え子。その後、同氏を長年コーチとして支えてきた深山氏は「何を言っていいのか分かりませんが、とても大きな指導者で、自分の体をかえりみないでやる人でした」と話した。高橋さんらメダリストを育てた功績を振り返り「選手と一緒に遺志を引き継いでやってきたいです」と話した。

 小出さんは3月末に指導の一線を退くと発表したばかりだった。

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