ラグビー・野口 強化試合で先発濃厚「ここでチャンスをつかまないと」

 ボールを大きく蹴り出すFB野口(左)
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 「ラグビー・W杯日本代表候補合宿」(23日、NTTコミュニケーションズアークス浦安パーク)

 強化試合ウエスタン・フォース戦(27日、秩父宮)に向けて、約3時間の練習を敢行。先発出場が濃厚なFB野口竜司(23)=パナソニック=が“走り方改革”で世界に挑む。

 途中出場した20日の強化試合ではトライを決めて期待に応えた。練習でも、グイグイと加速しながら長い距離を走る姿が目につく。「スピードの部分は世界と戦う上で重要になってくるので、自分としては、上がってきていると思います」と実感する。

 昨年10月、宮崎で行われた日本代表候補合宿中に右脚を負傷して途中離脱した。年内はほぼ棒に振った。「長期離脱することはなかったので、自分の体を見つめ直しました」と振り返る。その1つが走り方の改善だった。

 昨年12月に十種競技09年ベルリン世界陸上日本代表の池田大介氏の元を訪れた。指導を受けたのは「足の回転の仕方」。

 「今までいろんなトレーニングをしてきたんですけど、足の回転は意識したことがなかったです。映像で見ると足って意外とこういうふうに回転しているんだな、と頭に入った。足の動きは変わったと思います。動かそうとして動かせているんだな、と」

 足の回転を意識しながら、回転の速さや歩幅、太ももの上げ方など試行錯誤。現在の状態を「スピードの部分がよくなっている要因というか、余裕ができたかなと思います。試合の時の数値もよかったです、練習の時もよくなってきている」と手応えはある。

 W杯まであと150日。「ここでチャンスをつかまないと次はないと思う。1つ1つチャンスをつかんだ上で、そこ(W杯)でのプレーというのを意識していきたい」。新たな走法を武器に、まずは目の前の試合。そして、その先に大舞台を見据える。

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