張本智和、日本勢40年ぶり表彰台見えた 準決勝まで中国勢との対戦なし

 「卓球・世界選手権」(21日開幕、ブダペスト)

 卓球の世界選手権(21日開幕、ブダペスト)男女シングルスの組み合わせ抽選が20日、現地で行われた。男子で世界ランク4位の張本智和(15)=木下グループ=が、準決勝までは中国勢とは当たらないブロックに入り、日本勢40年ぶりの表彰台に向けて展望を明るくした。一方、女子で世界ランク7位の伊藤美誠(18)=スターツ=は、3回戦で中国選手と当たる厳しい組み合わせとなった。

 観光名所であるドナウ川を望む船上レストランで行われた抽選会で、張本に追い風が吹いた。中国のトップ3選手と別のブロックに入り、さらにトップシードではなかったリオ五輪王者・馬龍(中国)とも決勝までは当たらない。「(抽選)前と後では気持ちが全然違う。モチベーションも高まってきた。メダルを獲れる可能性も増えてきた」。雲一つなく澄み渡る青空と同じように、40年ぶりの快挙に向けて視界がクリアに開けた。

 メダルが懸かる準々決勝の相手は元世界ランク1位のティモ・ボル(ドイツ)か張禹珍(韓国)となりそうだが、中国勢に比べればはるかに勝算は高い。ただ、3回戦で当たる可能性のあるフレイタス(ポルトガル)とは過去0勝2敗と相性が悪いだけに、「一番のヤマ場になる」と警戒を強めた。

 大会前に痛めた右手薬指も8割程度回復しているといい、現地での練習でも好感触。「(メダルへ)こういうチャンスはそうないので頑張りたい」と腕をぶした。

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