張本智和、準決勝まで中国勢と当たらず「メダル可能性増えた」組み合わせ抽選

 卓球の世界選手権(21日開幕、ブダペスト)で行われる男女シングルスの組み合わせ抽選が20日、現地で行われた。男子は、世界ランク4位の張本智和(15)=木下グループ=が、準決勝までは中国勢とは当たらないブロックに入り、「メダルを取れる可能性が増えてきた」と日本勢40年ぶりの表彰台に向けて勝算を口にした。

 ドロー抽選会は観光名所であるドナウ川付近のレストランで行われた。

 第4シードの張本は中国のトップ3選手とは別のブロックに入り、さらにトップシードに入らず最も注目されていたリオ五輪王者・馬龍(中国)も決勝までは当たらない組み合わせに決まった。順当に勝ち進めば、準決勝では一度も勝ったことのない許シン(中国)と当たるが、メダルが懸かる準々決勝の相手は元世界ランク1位のティモ・ボル(ドイツ)か張ウジン(韓国)となりそうだ。

 張本は抽選後「(組み合わせは)よかった。馬龍選手が入ってないし、メダル(マッチ)までは中国選手が入ってない」と好印象を明かした。大会前には右手薬指を痛めていたが、8割程度回復しているといい、「(メダル獲得へ)こういうチャンスはそうないので頑張りたい。(心境は)ドロー前と後では全然違う。モチベーションも高まってきた」と腕をぶした。

 ただ、3回戦で当たる可能性のあるフレイタス(ポルトガル)とは過去0勝2敗と相性が悪いだけに「1番のヤマ場になる」と警戒していた。

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