２０２０年東京五輪・パラリンピック組織委員会は１６日、五輪の詳細な競技日程を発表した。

　午前から決勝開始となる競技団体からは、選手の体調管理や集客への影響で戸惑いの声も出た。陸上はトラック、フィールド計９種目の決勝を午前開始の時間帯で実施。日本陸上競技連盟の麻場一徳強化委員長は「決められたことなので仕方ない。外では時差のあるところでやるのだから対応していくだけ」と受け止めた。

　「午前中の暑い盛りになったということは、決して喜ばしいことではない」と話すのは、ビーチバレーが男女とも午前１０時からの決勝となった日本バレーボール協会の八田茂専務理事。男女のバスケットボール決勝も午前開始。日本バスケットボール協会の田中道博事務総長は「決定に粛々と従う。見たい人は全世界にいる。バスケは米国が決勝を戦うという構図がある。米国にとっていい時間だ」と淡々と話した。