メッシングが4A着氷、宇野に触発?高難度ジャンプの競演

エキシビションに向けた練習を終えて声援に応えるキーガン・メッシング=マリンメッセ福岡(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート世界国別対抗戦」(13日、マリンメッセ福岡)

 12日にフリーを終えた男子が、14日のエキシビションに向けた練習を観客に公開して行った。宇野昌磨(トヨタ自動車)、田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)、ビンセント・ゾウ(米国)とともに練習したキーガン・メッシング(カナダ)は、クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に挑み、両足ながら一度は着氷した。

 本来はエキシビションのプログラムを確認する場が、高難度ジャンプの競演となった。前日の試合後に来季の5回転トーループへの挑戦を示唆した宇野は、ひたすらジャンプ練習に終始。特に、アクセル以外の4回転で唯一跳べていないとされるルッツの練習を繰り返した後に一度着氷した。

 転倒した宇野に手を貸したり、果敢な挑戦に敬意を表したりしていたメッシングも、触発されたように4回転トーループ-トリプルアクセル(3回転半)など高難度のコンビネーションを跳び、練習中盤からは4回転半に挑戦。何度か転倒した後、両足で着氷し、ファンから大喝采を浴びた。

 また、ゾウも4回転ルッツ-3回転半と超高難度のコンビネーションを着氷。宇野が今大会のフリーで挑んで失敗した世界初の大技、3回転半-4回転トーループも挑戦して着氷した。今季の最後に、来季のジャンプの進化を予想させる練習となった。

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