宇野昌磨 フリーで3アクセル+4回転の連続ジャンプ含む超高難度プログラムに挑戦か

公式練習で調整する宇野昌磨。後方はネーサン・チェン=マリンメッセ福岡(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・世界国別対抗戦」(12日、マリンメッセ福岡)

 男子フリーへ向けた公式練習が行われた。宇野昌磨(21)=トヨタ自動車=は本番の衣装で調整。「月光」の曲かけでは、超高難度のプログラムに果敢に挑戦し“撃沈”した。

 演技冒頭から攻めの構成が続いた。最初の4回転フリップはきっちり着氷。続く4回転フリップからの連続ジャンプは着氷が詰まり、3回転をつけられず、2回転トーループとなり、不満げな表情を浮かべた。3つめは3回転ループ。

 演技後半に組み込むのは初となる4回転サルコーは、転倒。続くトリプルアクセル(3回転半)-4回転トーループの“異次元ジャンプ”も転倒となった。

 転んだ状態のまましばらく起き上がれずにいると、会場からは温かい拍手が送られた。背中を押されるように再び立ち上がった宇野は、トリプルアクセルからの3連続ジャンプを着氷。最後の3回転サルコーを降りると、樋口コーチのもとへ駆け寄り、話し込んだ。

 練習では“撃沈”となったが、超高難度のプログラムに対し、果敢にぶつかった宇野。曲中以外では、4回転フリップ-3回転トーループの連続ジャンプも、転倒となった4回転サルコーも、トリプルアクセル-4回転トーループも、きれいに着氷した。40分間の氷上練習を終えると、再び温かい拍手が送られた。

 SP後には、4回転フリップを2本入れた構成で臨むことを明言。トリプルアクセル-4回転トーループについても可能性は否定しなかったが「自分一人の気持ちで(チーム日本に)迷惑をかけないようにはしたいが、挑戦はやめない」と話していた。

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