「卓球・アジア杯」（６日、横浜文化体育館）

　準々決勝、準決勝などが行われ、男子で世界ランク４位の張本智和（１５）＝木下グループ＝は準決勝で同１位の樊振東（中国）に１－４で敗れ、７日の３位決定戦に回った。ともに準決勝に進んだ丹羽孝希（２４）＝スヴェンソン＝はリオ五輪王者の馬龍、女子の石川佳純（２６）＝全農＝は世界ランク３位の陳夢と、それぞれ中国勢に決勝進出を阻まれた。

　女子の石川にも“中国の壁”が立ちはだかった。陳夢との１年ぶり対戦は１－４で完敗。決勝進出を逃した。効果的なサーブで主導権を握る場面はあったが、相手のパワーに対処しきれず。「まだまだ工夫が必要」。対中国トップ選手は苦戦が続く。「正直、なかなか勝てないなという気持ちはある」。２１日開幕の世界選手権（ブダペスト）に向け「（中国の）誰かに勝たないとメダルはない」と、拳を握った。