2020年東京五輪・パラリンピックの開催に向け、東京消防庁は3日、全国有数の繁華街である新宿・歌舞伎町の防火対策を強化するため、新宿消防署に「機動査察隊」を新設し、隊員らが飲食店の入るビルを抜き打ちでチェックして回った。
機動査察隊は、24時間体制で活動。夜間や休日にも建物への立ち入り検査を行う。隊員は7人で、主に3交代制で勤務する。
新宿消防署で発隊式が開かれ、安藤俊雄消防総監は01年に歌舞伎町で44人が死亡するビル火災が起きたことに触れ、「繁華街の特性に合わせた防火査察を強力に推進する」とあいさつした。