宇野昌磨4位、涙浮かべ「自分の弱さに失望」 4回転失敗続く、イメージつかめず

男子フリーで熱演を見せる宇野昌磨=さいたまスーパーアリーナ(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・世界選手権」(23日、さいたまスーパーアリーナ)

 男子フリーが行われ、SP6位からの巻き返しを狙った宇野昌磨(トヨタ自動車)は4回転フリップ、4回転サルコーで軽度の回転不足と判定されるなどし、フリーで178・92点にとどまり、合計270・32点。順位は4位だった。涙を浮かべながら「自分の弱さに失望しています」と思いをはき出した。

 今季は内容以上に結果を求めていた。SPも大崩れしないために、ジャンプの難易度を下げ、結果に徹した。しかし、フリーでは演技冒頭の4回転ジャンプで回転不足、手もつき、サルコーでは3・64点、フリップで4・13点の出来栄え点の減点も受けた。さらに、連続ジャンプにつなげる予定だった4回転トーループが単発になり、2度目の単発同種のジャンプとなって減点。2位の羽生結弦と連覇のネーサン・チェンが見せた世界トップの極限の争いには水をあけられた。

 報道陣には、目に涙を浮かべて言葉につまりながら言葉を紡いだ。「悔しい気持ちとがっかりした気持ちの両方。自分の弱さに失望しています」。演技直前も冒頭2本の4回転は「6分間が終わった時もイメージがわかなかった」と振り返った。

 「自分がトップで争える実力がないと自分に言い聞かせて、1から成長して帰ってこなければいけない」、「結果を求めると言ったのが、この演技では恥ずかしい。自分にそのような実力がなかったと落ち込んでいます」と自分への失望の言葉を並べ、出直しを誓った。

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