白鵬が大関とりの貴景勝を退け11連勝 昇進の壁になった

 「大相撲春場所・11日目」(20日、エディオンアリーナ大阪)

 無敗の横綱白鵬(34)=宮城野=が大関とりの関脇貴景勝(22)=千賀ノ浦=を退け、初日から11連勝とした。角界をけん引してきた第一人者が、次代を担う新星の壁となって立ちはだかった。

 貴景勝は8勝2敗と大崩れせず今場所の終盤戦を迎えた。前日は横綱鶴竜(井筒)を撃破し、最大の壁、最大の山場となる白鵬戦を迎えていた。押し相撲の貴景勝をつかまえた横綱が上手投げを決めた。貴景勝は3敗目。

 大関陣では高安(田子ノ浦)とかど番の栃ノ心(春日野)が直接対戦した。高安が突き落として2敗を守り、敗れた栃ノ心は5敗目。大関の地位死守へ終盤戦は苦しい戦いとなる。残るもう1人の大関、ご当地・大阪出身の豪栄道(境川)は千代大龍(九重)を押し出し、2敗を死守した。

 横綱鶴竜は関脇玉鷲(片男波)を引き落としで退け2敗を守った。

 平幕の逸ノ城(湊)は碧山(春日野)をはたき込み、1敗対決を制した。

 優勝争いは白鵬が無敗でトップ。1敗の逸ノ城が続く。2敗は琴奨菊(佐渡ケ嶽)、碧山、高安、豪栄道、鶴竜。

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