決戦前の重圧?紀平は3A4本も転倒2度、坂本、宮原は上々 ザギ&メドベに気迫

SPに向けて公式練習を行った紀平梨花=さいたまスーパーアリーナ(撮影・堀内翔)
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 「フィギュア・世界選手権」(20日、さいたまスーパーアリーナ)

 女子ショートプログラム(SP)を前に、当日の公式練習が行われた。最終組では紀平梨花(16)=関大KFSC=、坂本花織(18)=シスメックス=、宮原知子(20)=関大=の日本3人娘と、平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(16)=ロシア=、同銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ(19)=ロシア=が揃った。

 今季国際大会6戦6勝で、初出場初優勝の期待が懸かる紀平は得点源のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を計4度成功させた一方で、回転が抜ける場面が目立ち、転倒も2度あるなど、不安定な面も覗かせた。SP「月の光」を掛けた練習では、冒頭のトリプルアクセルに成功も、続く連続3回転が3回転-2回転となった。

 全日本女王の坂本はSP「フロム・マイ・ファースト・モーメント」を掛けた練習で、ミスなくしっとりと演じ切り、調子の良さを伺わせた。15年2位で、悲願の初優勝を狙う宮原知子(20)=関大=もSP「小雀に捧げる曲」をほぼミスなく演じきった。

 ロシアの2強は復活気配。唯一本番用の衣装ではなく、今大会お馴染みの腹筋を覗かせる練習着で登場したメドベージェワは気迫に満ちた表情でSPを完遂。ザギトワは冒頭の3回転ルッツ-3回転ループで2つ目のジャンプの着氷が乱れたが、その後はしっかりと修正。五輪メダリストといえども、国内でジュニア勢台頭の脅威にさらされている2人は、ともに気迫をほとばしらせた。

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