紀平、滑走順前後に五輪メダリスト メドベージェワとザギトワの間に入る
「フィギュアスケート・世界選手権」(20日開幕、さいたまスーパーアリーナ)
女子SPの滑走順抽選が19日に行われ、初出場で初優勝が期待される紀平梨花(16)=関大KFSC=は39番目となった。平昌五輪金メダルのアリーナ・ザギトワ(ロシア)は最終40番、同銀メダルのエフゲニア・メドベージェワ(同)は38番で、紀平は前後が五輪メダリストという順になった。また、全日本女王の坂本花織(18)=シスメックス=は35番、15年世界選手権銀メダルの宮原知子(20)=関大=は37番を引いた。
武器となるトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を午前の練習で9本、午後の練習で8本と計17本を成功させ、開幕前日に仕上がりのよさを見せた紀平。SP、フリー曲を通したそれぞれの練習ではジャンプミスもあったが入念に修正した。
また坂本、宮原ともにこの日の2度の練習で安定した演技を見せた。それぞれが優勝候補の一角を担う日本の“三人娘”が大舞台に挑む。