白鵬が全勝をキープ、先場所苦杯の御嶽海を退ける
「大相撲春場所・9日目」(18日、エディオンアリーナ大阪) ただ1人無敗の横綱白鵬(宮城野)が小結御嶽海(出羽海)を寄り切って全勝を守った。
先場所は初日から10連勝していた白鵬は11日目に御嶽海と対戦したが、まさかの黒星。ここから崩れて3連敗し、14日目に休場することになった(不戦敗を含めると4連敗)。
御嶽海は先場所と今場所を通じて対横綱の取り組み4連勝と“綱キラー”となっていたが、今回の対戦では及ばなかった。
大関とりの関脇貴景勝(千賀ノ浦)は千代大龍(九重)と対戦し、7勝目(2敗)を挙げた。
横綱鶴竜(井筒)は栃煌山(春日野)を押し出して1敗を堅持した。
3大関は1敗の豪栄道(境川)が逸ノ城(湊)の小手投げに屈し、2敗に後退。勝った逸ノ城は勝ち越しを決めた。
残る2大関は高安(田子ノ浦)が関脇玉鷲(片男波)を押し出して勝ち越し、栃ノ心(春日野)は正代(時津風)を上手投げで退け6勝とした。
1敗は平幕の碧山(春日野)、逸ノ城、高安と鶴竜。このうち10日目に高安と逸ノ城が対戦する。