日本勢最大の難敵・チェンが公式練習 ライバルは「みんな」複数4回転ジャンプ着氷
「フィギュアスケート・世界選手権」(20日開幕、さいたまスーパーアリーナ)
5年ぶりとなる日本開催の世界選手権を前に18日、公式練習が始まった。
サブリンクでは男子の午前練習が行われ、連覇を狙うネーサン・チェン(19)=米国=も登場。SP「キャラバン」の曲を掛けた練習ではミスも出たが、4回転トーループ-3回転トーループの連続ジャンプや、4回転フリップを決めた。最後には4回転トーループ-3回転トーループ-3回転トーループを見せるなど、上々の仕上がりを見せた。
練習後は「ちょっと風邪を引いたけど、大丈夫」と明かし、ライバルを問われると「誰とかじゃなく、みんなだよ」と、ダンディーなボイスで話した。
前評判では右足首の負傷から復帰する五輪王者の羽生結弦(24)=ANA、四大陸選手権で主要国際大会初タイトルを手にした平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨(21)=トヨタ自動車=との“3強”の様相となっている。
4回転ルッツの武器とするヴィンセント・ゾウ(18)=米国=も、4回転ルッツ-3回転トーループを決めるなど好調だった。