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逸ノ城 無傷5連勝 平成最後に怪物目覚めた!?226キロ最巨漢が1秒1圧殺劇

 阿武咲(下)をはたき込みで破った逸ノ城
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 「大相撲春場所・5日目」(14日、エディオンアリーナ大阪)

 平幕逸ノ城が難敵の阿武咲をはたき込み、16年名古屋場所以来、自身3度目の初日から5連勝とした。伸び悩んできた関取最巨漢226キロの元祖“怪物”が、平成最後の場所で新時代の主役争いに加わってきた。横綱白鵬も妙義龍を突き落とし5連勝。全勝は白鵬、逸ノ城、大関豪栄道、琴奨菊の4人が並ぶ。大関とりに挑む貴景勝は玉鷲との関脇対決で押し出され、2敗目を喫した。

 22歳の勢いを逸ノ城が圧殺した。左で張って首根っこを押さえ、土俵にたたきつけた。1秒1の電撃速攻。「思い通りの相撲を取れた。体の反応がいい」と好調を実感した。

 初日から5連勝は3度目。新入幕の14年秋場所、初日から6連勝の快進撃で最終的に13勝2敗。当時21歳、“モンゴルの怪物”に誰もが次代の大関、横綱を確信した。

 しかし、体重増加が止まらず、減量したことでパワーを失う悪循環。伸び悩み、大関争いでも貴景勝ら年下に次々抜かれた。平成最後の場所で226キロ関取最巨漢の存在感をようやく取り戻してきた。

 八角理事長(元横綱北勝海)は「あの体と柔軟性があれば少し調子が上がれば今場所みたいになる。柔らかさもある。四つ身も強い。これが逸ノ城の力からしたら普通」と、当然との口ぶりだった。

 “原点回帰”にはこの上ない環境だ。今春場所は部屋が移転し、宿舎を構えるのが何と元小学校。大阪府大東市の深野北小が宿泊施設となっており、土俵が併設。外観は小学校のままで、改装された元教室で力士らは居住する。

 冷蔵庫、洗面所、エアコンなど通常のホテルと変わらないが、逸ノ城は3年生の教室を半分も使用。若い衆は2年生、裏方さんは1年生と振り分け。師匠の湊親方(元幕内湊富士)は校長室という。

 来日後、過ごした鳥取城北高を思い出し懐かしさいっぱい。「奥の教室は黒板や机が残されたまま。夜中は怖いです」と緊張感!?もたっぷりだ。

 「まだ前に出られる相撲がないのでこれから」と中盤以降、さらに上がる予感。潜在能力はオール5の優等生。優秀な成績を修め、平成を卒業する。

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