小林陵侑、不完全燃焼の3位 2回目137メートル好飛躍も「全体が微妙」 

 「ノルディックスキー・W杯」(12日、リレハンメル)

 日本男子初の個人総合優勝を決めている小林陵侑(22)=土屋ホーム=は130メートル、137メートルの合計261・7点で3位に入り、今季17度目の表彰台に立った。シュテファン・クラフト(オーストリア)が285・7点で今季4勝目。小林潤志郎は6位、佐藤幸椰(ともに雪印メグミルク)は27位だった。同じ会場で行われた女子個人第19戦で、伊藤有希(土屋ホーム)は8位、高梨沙羅(クラレ)は14位だった。マーレン・ルンビ(ノルウェー)が今季10勝目。

 2回目に137メートルの好飛躍を見せたが、着地した小林陵は悔しさを隠せなかった。「着地だけでなく、ジャンプ全体が微妙」と、不完全燃焼だったが、今季24戦で17度目のトップ3を確保して新総合王者の意地を示した。

 W杯の歴史に名を刻む快挙を達成しても、シーズン終盤の連戦中とあって余韻に浸ることはない。「ジャンプに集中できている。そこが一番いい」と無心で飛び続ける。

 大ブレークを果たした今季も残り4戦。「うち3試合はフライングヒル。もう総合優勝も決まったし、楽しく飛びたい」。肩の荷を下ろし、有終の美を飾れるか。

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