大相撲の元幕内貴ノ岩 不起訴処分 付け人傷害問題で福岡地検
大相撲の元幕内貴ノ岩(29)=本名アディヤ・バーサンドルジ、モンゴル出身=が巡業先の福岡県内で昨年12月、付け人に暴力を振るった問題で、県警行橋署が傷害容疑で元貴ノ岩を書類送検し、福岡地検小倉支部が不起訴処分としていたことが7日、分かった。書類送検は2月26日で、不起訴は同28日。
日本相撲協会によると、元貴ノ岩は昨年12月4日夜、宿舎の行橋市のホテルで、付け人を務める弟弟子を平手と拳で4、5回殴った。同月7日、責任を取って引退した。
地検小倉支部は、不起訴の理由を「被害者が被疑者の刑事処罰を望んでいないことなどを考慮した」と説明。相撲協会広報部は「現在は協会員ではないので、コメントすることはできない」とした。