ナイキ「大失態」で株急落 バスケスター選手が靴壊れ負傷退場

 スポーツ用品大手ナイキの「大失態」が全米に衝撃を与えた。バスケットボール男子のNCAA1部デューク大のエースで、今年のNBAドラフト1位候補にも挙がるザイオン・ウィリアムソンが20日の試合で、履いていた同社製シューズが壊れたため膝を痛めて負傷退場。同社の株価が急落し、ロイター通信は21日の時価総額への影響を約14億6千万ドル(約1621億円)と算出した。

 NCAAの規約では選手がメーカーから直接物品提供を受けることが禁じられ、選手は所属大学が契約するメーカーの製品を使用する。スポーツ専門局ESPNの解説者は「バスケ界の至宝が、使うことを強要されている。ナイキにはそんなレッテルが貼られてしまった」と痛烈に論じた。ナイキは「製品の質は最も重要。この件は特異な事例ではあるものの、問題の特定を進めている」との声明を出し、信頼回復に躍起となっている。

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